イタリアの警察当局は9日までに、州政府からの医療補助金を得るため
不要な手術をして患者5人を死亡させたとして、殺人などの容疑で、
北部ミラノのサンタリタ病院の胸部外科部長プレガマッソネ容疑者ら
医師2人を逮捕、12人を自宅拘束処分とした。
容疑者らは少なくとも90例の手術で、健康な女性の乳房を取り除いたり、
薬で治療できた肺結核の患者の肺を切除したりしたほか、
一度で済むはずの腫瘍摘出を三度行うなどし、州政府から
計約250万ユーロ(約4億1000万円)をだまし取った疑いが持たれている。